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ジャコメッティ展みてきました
人間の、空間とのかかわり方が表されている。 特に、空間に存在する方法が性別によって異なる、とジャコメッティは感じていたらしい。 よかった作品。 《女=スプーン》 1926 / 27年 ...
発掘された日本列島2017を見てきました
力士形埴輪の足首ぐるりにトゲトゲ。まわしと脚結もしています。 顔がないのが残念。お尻とお腹まではある。 ほか、人が坐っていた形跡のある椅子の埴輪と、足短めの馬形埴輪。 石屋古墳(島根県松江...
発掘された日本列島2016の目撃談
瞳孔をこじ開けてくる埴輪鳥。足は線刻。 円筒埴輪にも鳥の脚によく似た線刻あり。 ほか、斜に構えた朝顔形円筒埴輪、大きな家形埴輪、謎だらけの小さな家形埴輪も。 古墳の中の武器埋納施設...
埴輪さんとするめ君
女子埴輪頭部1体。 「丸い」と川端が言う通り、頭が丸い。頭しかないのだが。どこから見ても丸い。 関西の埴輪だろう。そういえば川端も関西の人だ。 狙って作られていない顔。かがんで見ると、かす...
「東京藝術大学アフガニスタン特別企画展 素心 バーミヤン大仏天井壁画 ~流出文化財とともに~」の目撃談
流出文化財、すなわち「文化財難民」87点。 そしてクローン文化財。 「バーミヤン東大仏天井壁画 天翔ける太陽神(想定復元)」 鑑賞者は大仏の頭上から壁画を眺められる。 それでも、...
ハートの葉っぱ
引き立て合う配色、金とトルコ石。 緯度経度があっていない日時計。 短剣が三本入った鞘。まとめて収納。 ガラスの色付け、勢いのある筆さばき。 1世紀の冠。金の樹。ハートやスペード。下部...
「平成28年 新指定 国宝・重要文化財」と「総合文化展」(東京国立博物館)
和歌山県大日山35号墳出土の埴輪たち。 「翼を広げた鳥形埴輪」必見です でかい! 頭だけで直径15㎝位ある。 翼は、確かに広げていて、粘土で作ったことを考えると大きいが 直径40...
黒田の言葉も
「昔語り」の途中経過がずらり。完成作が戦火に焼かれても、下絵やデッサンが、数多く残っている。 《久米桂一郎肖像》(1897年) 書き込んである文字が、ざくざくっとしたアルファベットで、赤...
平面の人、モランディ
平面の塗りが、なぜか良い。 背景とテーブルが良い。 No.11≪静物≫1954年 油彩 個人蔵 左に置かれた4つの四角い物体が良い。 No.18≪静物≫1952年 油彩 個人蔵、...
人のかたち(早稲田大学會津八一記念博物館)
謎の幅広物体を斜めがけしている女子埴輪。 物体のモデルが知りたい。 肩よろいをつけている男子埴輪。 かぶとは、衝角付冑。 2体とも一文字口ですが、かがんで見ると微笑んでいます。 ...
空間を満たすエレメント「振動尺」
遠くて手が届かないものに触る方法。 手による振動尺を使って触る。 ビルが指に見える。 重なりによって量をはかる。 紙など、薄いものを重ねて、遠くのものに触る。 箱庭なら...
東京都美術館の屋外彫刻2点
最上 寿之《イロハニホヘトチリヌルヲワカヨタレソツネナラムウヰノオクヤマケフコヘテアサキユメミシヱヒモセスン》 旋帯文石(弧帯文石)に似ている、と立ち止まった。 堀内 正和《三つの立方体...
モネと水(モネ展、東京前期)
前期のみ展示の《印象、日の出》は期待以上。 オレンジ色の太陽が反射する海。 全体的に使われている白っぽい絵の具が、つややかに光る。 配置や照明もよく考えられていて、見やすかった。 ...
常設展と<SHIBUYA> (國學院大學博物館)
横顔であかんべをするひねくれや。 ヘルメットを被る男子。リボンをつけた謎の埴輪。 子供サイズの陶棺と、大人サイズの石棺。 土師器と須恵器、それぞれの孔。 久しぶりの訪問でした。 ...
生け花のよう(琳派と秋の彩り)
俵屋宗達は、頭を大きく描く。 描かれた動物たちに、かわいげがある。 酒井抱一《秋草鶉図》 金屏風、すすきのための黒い月。 鈴木其一《業平東下り図》 業平よりも、馬がよい。 ...