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会いたい埴輪(埼玉県立さきたま史跡の博物館『ハニワの世界』)
写真で見ていた埴輪や、再会の埴輪でいっぱいの会場。 埼玉の埴輪、特に人物埴輪が選ばれ集められている。 武人や巫女はもちろん、盾持ち、力士、琴弾きなど、人物埴輪の種類を網羅。 角度を変え...
見やすく満足度高し(オルセー美術館展の目撃談)
行って満足。ひかれるものいっぱい。 ミレー《横たわる裸婦》 絵の前に人溜まり。 マネ《ロシュフォールの逃亡》 画面は暗いが、見るものを奮い立たせてくれる。 モネ 風景画は...
発掘された日本列島2014の目撃談
列島展は20周年。会場の広さも出品数も倍。堪能。 今城塚古墳の力士形埴輪、牛形埴輪、家形埴輪。大きい。 まだまだ並んでいましたよ。二重のアンクレットをした巫女、盾つきの大刀、鶏、器台、船...
東京国立博物館(本館・平成館) の目撃談
美豆良(みずら)の、リボン? 白いしましま。 衝角のはっきりしない衝角付冑(しょうかくつきかぶと)。 ヲニカサゴの精密画、長くて撮りにくいリュウグウノツカイ。 アイヌのシトキ...
イメージの力 の目撃談
展示の中心は、像と仮面。 着ぐるみや衣装も。 表すものと、成るもの。 神と自然。人間と人間でないもの。 この美術館の広さと天井の高さが活かされた展示多数。 天井から吊り下げら...
明大博物館クロニクル の目撃談
いきなり、坂本万七の写真。写真の力と埴輪の力。掛け合わされて、圧倒される。 工人が練習で作った埴輪もある。 ほか、馬渡埴輪制作遺跡出土の埴輪は、腕、家の脚部、刀の柄、円筒埴輪。よく見ると...
「特集 熊めぐり」の目撃談
埴輪に熊はいない。なぜだ。 実物の熊は、古墳時代にはいたのに。 熊の毛皮は使い道いろいろ。ぬくぬく。 靴や上着や刀の鞘などが展示されていました。 熊の毛皮の写生も。国立科学博物館の資...
埴輪と埴輪に似ているもの( 於・東京国立博物館 )
埴輪のにおいを探してさまよう。 赤く塗った弥生土器。 数々の勾玉。 わからなすぎて怖い吉備の弧帯文石。 大刀の背に大王の名を刻む銀象嵌銘大刀。 柄に家の飾りをつける大刀。 家形埴...
「須恵器の展開 ―吉備の古墳時代―」の目撃談
埴輪よりも硬く焼き締められた須恵器は灰色。 形は過剰に向かう。 脚ながのシルエット重視のスマートなものから バランスを犠牲にしてごちゃごちゃのせちゃったものへ。 吉備は、埴輪のルーツ...
目が手と画布に伝える速さ(ブリヂストン美術館コレクション展 画家の目、彫刻家の手)
ジャコメッティのブロンズ像とエッチングとデッサンが収穫。 アルベルト・ジャコメッティ《ディエゴの胸像》1954-55年 ブロンズ ディエゴ像は横から見ても細いが、前から見るととんでもな...
重なりと隙間(世紀の日本画、後期)
《緑扇》中島清之 竹林の葉の重なり、隙間。線と色。光と影。生と死。 オールオーヴァーのようで少し違う。 《北岬》大矢紀 船が存在で語る。 《小春》木村武山 はっきりした線の描...
鵜の目に涙(「世紀の日本画」前期)
目玉の後ろの白のせいか、目がうるんでいるように見える。 《篝火》須田珙中1959 《虫魚画巻》小茂田青樹1931 「虫は最初に声」だそうです。 虫は声 アザミドクダミ蜘蛛の糸。 絵...
馬形埴輪と酔って描いたぶどう(「博物館に初もうで」ほかトーハク満喫記)
「午年によせて」には馬形埴輪が登場。 本館2階のこのコーナーには1体のみですが、 平成館には2体ありますよ。お見逃しなく。 注! いま、本館と平成館はつながってません。 一度それぞ...
ムンクの版画、思想がぶちまけられている。
絵は無邪気さ素直さもある。よけい怖い。 連作《アルファとオメガ》1908-09年リトグラフ 《マドンナ》1895年 リトグラフ 本展示の34点のなかでは、やはりこれが一番かな。 ...
モネは構図と引き算の天才
どの絵も構図がすてきで、はずれがない。構図で悩んだあとがない。 モネ以外の画家の絵も多数あるのではっきりわかる。モネ以外は描き込み過ぎ。 技法への執着は首を絞める。 どこもかしこも一...