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緑と絵巻とユリノキ(「ボストン美術館 日本美術の至宝」レポート)
緑と言っても葉の緑ではなくて、屋根や衣服の緑が印象的。 特に混みあっていたのは「吉備大臣入唐絵巻」、物語は追いかけたくなるせいか。 詳しくはこちらをどうぞ。 http://hani...
りんごに尽きる( 「セザンヌ-パリとプロヴァンス」展レポート)
静物>風景>人物。 りんご>布。 木や岩や山>空や水や光。 男性>女性。 もちろんあくまで埴子の主観。 詳しくはこちら。 http://hanitona.web.fc2....
「野田に生きた人々 その生活と文化 2012」 の埴輪目撃談
魚の埴輪。さりげない衝撃。 えらく横に広がった被りものの男子埴輪。 人物は下からが基本ですが、これは横からも見ていただきたい。 目の穴 口の穴 耳の穴 鼻の穴 そして 頭...
深いアーチの向こうのロベールの青(ロベール展レポート)
アーチの向こうの遠い空はロベールの青がぴったり。 特にアーチが深くて影が濃くて空がほんの少ししか見えない構図。 確かなデッサン力あってこそですが。 《セプティミウス・セウェルス凱旋門の...
原弘と東京国立近代美術館 デザインワークを通して見えてくるもの の埴輪目撃談
ポスターの中の埴輪。 カラーの地の上に埴輪。目を引く埴輪を更に生かし、目を引く。 おっ おおっ デザインの力。 一体は今なら東京国立近代美術館サイトで見られます。 h...
花びらの足りない白い椿かな(ポロック展レポート)
オールオーヴァーのポロック。 にじむ、繰り返す。 良きところでやめる勇気。 白。 2つの《ナンバー7》が鍵かも。 《西へ》(1934-35年 白っぽくて丸い画面。中心に吸い込まれ...
「高橋キョウシロウ 3冊の絵本のための原画展」レポート
部屋が絵本的空気。 黒猫ビビが昆布と踊っている。 ダンスと言うより体操っぽいイメージ。 でも、猫も昆布も気持ちよ~く体を伸ばしている感じ。 これだけ柔軟だと体を動かすのが楽しいだろう...
角度を変えて見てみてね「埴子の造り出し」2012/02/10
何の話し合いだろう… と思ってかがんで見てみると 笑ってるだけ― よくあることです 朝顔も 底抜けそこぬけ 鶏の上 2012/02/10の「埴子の造り出し」の光景です。 ht...
ルドンは目玉から出発
でもなぜか眼をとじた。そしてパステル。 ルドンはパステル。パステルの、このタッチ。ルドン。ルドーン。 油彩だったら、オレンジがかった黄土色がいいかな。 気になった作品いくつか。 ...
玉纏大刀(たままきのたち)など トーハクの埴輪目撃談
実物の大刀と、大刀単体の埴輪と、人物埴輪が身に着けている大刀とがあります。古墳時代の刀。 環頭大刀、円頭大刀、方頭大刀、圭頭大刀、頭椎大刀(かぶつちのたち)など、種類も様々。 柄頭(つか...
「博物館に初もうで」龍たち
ドラゴンボールをくわえる2匹の龍。 環頭大刀の柄頭です。古墳時代。 アレンジが効きすぎて龍だか何だかわからない柄頭も。 それを装着した大刀もありました。 撮ってもOKなものが...
本、お読みになりますか
本を考えるABC展。 魅力的な箱を破壊してでも詩集を取り出すのか。 読書へのモチベーション。 [加納光於/詩・大岡信]《アララットの船あるいは空の蜜》(1971-72年) 2点。 ...
ゴヤは怪物が好きらしい
人間の中にも怪物がいるので、それを描きたくなるらしい。 そのせいか怪物はなぜか魅力的。 Ⅻ|闇の中の正気 ― ナンセンスな世界の幻影 の〈妄〉シリーズあたり。 人間の顔は、肖像画以外は...
埴輪の向こう側
耳穴から向こうが見える。 お尻ぱっかりの鳥 ウインクする家。 トーハクの見どころのひとつ、埴輪の穴。 この目撃談の原型はこちら。 http://hanitona.web.fc2...
文化も腐りかけがうまい
もうちょっと。 あと一歩。 なんでこれを買ったの。 全体的に未完成感はあります。 そんな中、宣伝部長の2人はさすがの完成度。オキーフ4点、ホッパー2点。 他にも、思...